- 塩田 崇(しおだ たかし) 一級建築士
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1959年、広島県安芸高田市甲田町生まれ。
広島県立向原高等学校卒業後、広島市内の工務店、三次市内の建設会社を経て、33歳で父親の工務店を手伝い始める。
1995年「しおた工務店」設立。
以来、お客様の目線を大事に、長く心地良く暮らせる家を提案し続けている。
モットーは(ちょっと大げさですが・・・・)、県北の家をしおた工務店から変えていこう!!
家づくりのはなし
STORY of HOUSE BUILDING
4.カーボンニュートラルに向けて
- 投稿日:
- 2023年5月16日
国はZEH(ゼッチ)の推進、省エネ基準の引き上げを目指しています。
新築住宅だけでなくリフォームにも省エネルギー基準値を設けて義務化となります。
2025年には田舎の築80年以上の古民家のリフォームへも省エネルギーへの義務化です・・・。
⦅引用:国交省 省エネ基準適合義務化チラシ⦆
え~~っ!!
要するに土壁の古民家が省エネ基準を満たさないとリフォームできなくなるという事です!!!
立派な家でも、快適にしてリノベして住もうと思えば、解体しなければいけない。
本当にこれでいいのでしょうか?
(これについては私も広島県工務店協会、全国工務店協会を通して国交省に声を大にして訴えております)
ZEH(ゼッチ)は結局は太陽光発電によって補い、エネルギーを計算上使わない家です。(光熱費がゼロではない)
これをすべての新築住宅に求めるのはどうでしょうか?
1.住宅の高断熱化は必要です
しかし数値にとらわれないコストバランスがあるはずです。
2.エネルギーを取り入れる方法は他にもある
エネルギーを取り入れる方法は太陽光発電、太陽熱温水器(太陽風呂)、窓からの日射取得、薪ストーブ、省エネルギー機械、その他。
ここにきて電気代金高騰で、住宅の価値観は変わらないといけない、と前回コラムでお話しましたが。
コストバランスを考えた高断熱化、コストバランスを考えたエネルギーを取り入れる方法を考えていかなければなりません。
何の為の省エネルギーなのでしょう?
国が決めたからでしょうか?
お金を出すのは住宅を建てて取得する方です。
今の時代の「お得な家づくり」を考えていきましょう。
コラム記事:塩田 崇