- 塩田 崇(しおだ たかし) 一級建築士
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1959年、広島県安芸高田市甲田町生まれ。
広島県立向原高等学校卒業後、広島市内の工務店、三次市内の建設会社を経て、33歳で父親の工務店を手伝い始める。
1995年「しおた工務店」設立。
以来、お客様の目線を大事に、長く心地良く暮らせる家を提案し続けている。
モットーは(ちょっと大げさですが・・・・)、県北の家をしおた工務店から変えていこう!!
家づくりのはなし
STORY of HOUSE BUILDING
5.太陽光発電の必要性
- 投稿日:
- 2023年5月26日
国はZEH(ゼッチ)の家を誘導していますが、結局、太陽光発電が必要です。
私個人的には、あまり太陽光発電は賛成派ではなかったのですが、、、ここまで話をしてきた結果、やはり太陽光発電は必要です。
5kw程度の太陽光を載せておけば、10年間で太陽光発電の設備費のもとが取れるようです。
しかし、実は太陽光発電はメリットだけではありません。
私自身の経験談になりますが、24年前に自宅を新築し、太陽光発電を屋根に載せていました。
その当時は大変高価な買い物で、固定買取期間も20年間と長かった為、月々の電気代金も安くめでたしめでたしでしたが・・・。
それから24年以上が経過し、屋根材のカラーベストが割れ始めて葺き替え時期が来ました。
(屋根材のカラーベストは弊社では10年以上使用していませんが)
既存のカラーベストの上に葺く、ガルバリュームのカバー工法にしたのですが、
太陽光パネルを取付けるフレームを屋根葺き材の上から穴をあけ、ブチルゴムで取付ける方法しかないらしく、、、、
穴を空けるとなると雨もりが心配(-_-;) 結局、太陽光パネルを処分することにしました。
その撤去費用は、足場代も含めるとなんと50万円!!
結局、費用がかかっても処分せざるを得なくなりました・・・。
こんなことにならないように、
パネルの寿命がいくら長くても屋根の上に載せるのであれば、雨漏りしない工法でなければいけません。
同時に、屋根葺き材の寿命も長くないと屋根の葺き替えの度にパネルの取り外しが必要に!なんて事になります。
ならば耐同年数の長い屋根材は何でしょうか???
「瓦」なのです!!
コラム記事:塩田 崇