- 塩田 崇(しおだ たかし) 一級建築士
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1959年、広島県安芸高田市甲田町生まれ。
広島県立向原高等学校卒業後、広島市内の工務店、三次市内の建設会社を経て、33歳で父親の工務店を手伝い始める。
1995年「しおた工務店」設立。
以来、お客様の目線を大事に、長く心地良く暮らせる家を提案し続けている。
モットーは(ちょっと大げさですが・・・・)、県北の家をしおた工務店から変えていこう!!
家づくりのはなし
STORY of HOUSE BUILDING
3.国がすすめるゼロエネルギーハウス
- 投稿日:
- 2023年5月8日
いわゆるZEH(ゼッチ)
家庭で使うエネルギーを太陽光等から取得する
エネルギーを使わない家ですが・・・光熱費がゼロになる訳ではありません。
外から取り入れるエネルギーの代表といえば、
1.太陽光発電
すべての家電が電気で動いているので、これは外せません。
デメリット:設置コストがかかる。夜は発電しない。
2.太陽風呂
よく田舎の家の屋根の上に上がっていました。
原理は簡単で、水を太陽光で温めて浴槽に張って、熱かったら水で温度を調整する。
メリット:設備が簡単で壊れにくい。比較的設備費が安い。
デメリット:冬や雨天の時は温まらない。温度調節が必要。
3.外から光や熱を取り入れるパッシブソーラー
冬の温かい太陽光を家の中に取り込み、ポカポカ。
メリット:設備投資がもの凄く少ない事。簡単に言うと窓から太陽光を入れるだけ。
デメリット:1番は夏の灼熱です。冬は暖かいのですが・・・
夏は逆に夏の熱い日差しをどう抑えるかが問題。よって窓の設置が難しい。
国は簡単にゼロエネルギーハウスを勧めています。
しかしすべての新築・リフォーム含めてをゼロエネルギーハウスに出来るのか??
コストの問題、人それぞれ価値観の違い・・・。
「太陽光発電を屋根に載せればいい」という話ではありません.
コラム記事:塩田 崇